大久保泰甫とは? わかりやすく解説

大久保泰甫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/20 22:00 UTC 版)

大久保 泰甫(おおくぼ やすお、1937年8月28日[1]- )は、日本法制史家。名古屋大学名誉教授

主な研究テーマは、明治政府のフランス人法律顧問ギュスターヴ・ボワソナード(ボアソナード)(1825年-1910年)の人物・業績を中心として、「19・20世紀フランスにおける法制史、および法学・法学部の歴史」ならびに「日本近代法史、とくに、近代日本における法典編纂」[2]等。

略歴

福井県福井市出身。1960年昭和35年)、東京大学法学部第2類を卒業。

1961年(昭和36年)より東京大学法学部助手(いわゆる「学士助手」。指導教授は西洋法制史の久保正幡、またフランス法野田良之の教えを受ける)。1964年(昭和39年)より名古屋大学法学部助教授を経て、1975年(昭和50年)より2001年平成13年)まで名古屋大学教授を務めた。なおその間、1988年(昭和63年)より約3年間、フランス国パリ大学国際都市日本館長として派遣され、また、1992年(平成4年)より2年間、名古屋大学法学部長・大学院法学研究科長を務めている[2]

名古屋大学退官後は南山大学外国語学部の教授となった。名古屋大学名誉教授。

所属

著書

単著

共著

  • 高橋良彰共著『ボワソナード民法典の編纂』雄松堂出版、1999年 ISBN 4-8419-0255-4
  • 「コード・シヴィルの未来をめぐって―フランス・日本・ヨーロッパー」(『コード・シヴィルの200年』創文社、2007年)ISBN 978-4-423-73109-3
  • 翻訳・ジャン・カルボニエ「社会学的現象として見たナポレオン法典」(『法と刑罰の歴史的考察』名古屋大学出版会、1987年)
  • 翻訳・クリストフ・ジャマン「ボワソナードとその時代」(『日本民法典と西欧法伝統』九州大学出版会、2000年)

脚注





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大久保泰甫」の関連用語

大久保泰甫のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大久保泰甫のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの大久保泰甫 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS