外観・着用など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 03:58 UTC 版)
「茶色のスカプラリオ」の記事における「外観・着用など」の解説
2つの茶色の布切れで出来上がっており、片方は胸の方に、そしてもう片方は背負うようにして背中に来るように身に付ける。この2つの布切れは2本のストラップまたは紐で結ばれ、片方は肩越しに背中の位置に来るようにする。ゆえにスカプラリオ(背中の葉)と呼ばれる。茶色のスカプラリオは特に縫い付けるイメージ像は必要としない。過去にスカプラリオは純粋のウールであることが求められたが、今日それはもはや適用されなくなった。カルメル会の修道服もまた現在ではウール以外で高価ではないが、より耐久性の高い素材でできている。スカプラリオは通常、修道服の下に着用されるが、下着にピンで留めることはない。ウールは熱帯気候の中ではすぐに劣化するため、1910年に、スカプラリオを正式に授けられた者は、適切に祝別されたメダルのスカプラリオを着用して良いことになった。このメダルはイエスの聖心ともう一つの面には聖母が描かれている。しかしながら、教皇聖ピウス10世は布製のスカプラリオの方を優先すると表明している。教皇ベネディクトゥス15世もまた教会はメダルのスカプラリオよりもむしろ布製のものを優先すると宣言した。この宣言は、布製のスカプラリオが修道服としての衣服であることに価値があることを重要視したためである。
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