塩化カルシウムとの反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:08 UTC 版)
「アルギン酸ナトリウム」の記事における「塩化カルシウムとの反応」の解説
塩化カルシウム水溶液にアルギン酸ナトリウム水溶液を一滴ずつ入れると、アルギン酸ナトリウムと塩化カルシウムが反応してゲル化する。その反応は俊敏であり、両液の界面で瞬時に進行するため、アルギン酸ナトリウム水溶液は分散することなく表面張力で丸くなりながら球状のゲルとなる。この反応を利用して加工されるのがいわゆる人造イクラである。なお、小中学生等の自由研究向けに市販される化学実験のキットでは、子供が口に入れることを想定し、塩化カルシウムよりエグ味の少ない乳酸カルシウムが用いられる。 また、アルギン酸ナトリウム水溶液を滴下する代わりにレードルを使って大量に流し込むことで、つかめる水「Ooho!(英: Edible water bottle)」を作ることが可能である。
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