堀口新手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 02:39 UTC 版)
丸山新手が佐藤新手に駆逐され、先後同形は新たな時代に突入した。2003年第44回王位戦予選▲堀口弘治 対 △森下卓において指された。第2図以降、▲2四飛△2三歩と受けた局面で▲2六飛と浮き飛車に構えるのが堀口新手である。従来の▲2九飛に対する△3八角を嫌った手であるが、矢倉型と浮き飛車は相性が悪いとされているが、この対局で堀口が快勝。▲2六飛に△3五銀には▲2八飛と引いておいて、▲7四歩や▲4五桂を見せて先手が指せるとされ、▲2六飛車型が大流行した。 しかし、2009年度B級1組順位戦▲松尾歩 対 渡辺明において、松尾の▲2六飛に対し、渡辺は△3五銀▲2八飛△3六銀▲2五桂△6三銀と銀で桂頭を受ける新手を指した。この対局で渡辺が快勝、研究が深まり▲2六飛型が駆逐された。
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