地蔵塚古墳 (行田市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 10:18 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動地蔵塚古墳 | |
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![]() 墳丘 | |
所属 | 若小玉古墳群 |
所在地 | 埼玉県行田市藤原町 |
位置 | 北緯36度08分51.7秒 東経139度29分13.4秒 / 北緯36.147694度 東経139.487056度座標: 北緯36度08分51.7秒 東経139度29分13.4秒 / 北緯36.147694度 東経139.487056度 |
形状 | 方墳 |
規模 |
一辺28m 高さ4.5m |
埋葬施設 | 横穴式石室 |
出土品 | 鉄鏃片・須恵器片 |
築造時期 | 7世紀中葉-後半 |
史跡 | 埼玉県指定史跡「地蔵塚古墳」[1] |
特記事項 | 装飾古墳 |
地図 |
地蔵塚古墳(じぞうづかこふん)は、埼玉県行田市藤原町にある古墳。形状は方墳。若小玉古墳群を構成する古墳の1つ。埼玉県指定史跡に指定されている。
概要
一辺28メートル、高さ4.5メートルの方墳。周溝は幅約1メートル、深さ0.4-0.5メートル。墳頂部に地蔵堂が祀られているのでこの名がある。1963年(昭和38年)3月29日、埼玉県の史跡に指定。
埋葬施設は、奥壁と天井石に緑泥片岩、その他は角閃石安山岩を使用した横穴式石室である。
- 玄室長4.1メートル・中央部幅3.6メートル、奥壁幅1.8メートル、高さ2.4メートル。
石室に北武蔵唯一の線刻画が左壁・右壁及び奥壁に描かれており、烏帽子を被った人物、馬、水鳥、家と思われるものが確認できる。その造営年代は7世紀の中葉頃から後半と考えられている。石室は壁画保護のため施錠されているが、埼玉県立歴史と民俗の博物館に複製が展示されている。
線刻画(複製)
埼玉県立歴史と民俗の博物館展示。
脚注
参考文献
- 行田市教育委員会『埼玉県指定史跡 地蔵塚古墳保存整備工事報告書』行田市、1986年3月。NCID BA80349551。
外部リンク
- 地蔵塚古墳_(行田市)のページへのリンク