地下無重力実験施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 08:04 UTC 版)
閉山後、立坑と立坑櫓を利用した地下無重力実験施設(財団法人宇宙環境利用推進センター)の誘致に成功。施設では、700m以上の落差を利用した無重力(微小重力)実験が繰り返し行われた。落下実験はカプセルを櫓の上から落下させるものだった。 1回当たりの経費は200万円以上でスペースシャトル等を利用するよりは安価であるが理解が得られず、また、実験結果を工業・商業的に応用することが難しいなどの状況から利用率は低迷し、2003年に閉鎖された。閉鎖後、宇宙開発の実験場としての貢献から、後に小惑星イトカワのクレーターのひとつに上砂川(Kamisunagawa)の名が用いられることとなった。
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