圏の完備化とは? わかりやすく解説

圏の完備化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/30 09:26 UTC 版)

米田の補題」の記事における「圏の完備化」の解説

C を局所的に小さな圏とする。C から関手圏 SetC への関手 h(_) : Cop → SetC (対象関数hA = hom(A, _) 共変hom関手 (射関数hf op : B → A = hom(A, _) → ˙ {\displaystyle {\dot {\rightarrow }}} hom(B, _) 共変hom関手間の自然変換グロタンディーク関手Grothendieck functor)と呼ぶ。 ここで、共変hom関手の間の自然変換について y : Nat(hA, hB) ≃ hB(A) = homC(B, A) が、米田の補題から成り立つ。ここで、関手圏の射が自然変換であったことから Nat(hA, hB) = homSetC(hA, hB) とhom集合書きなおすことができ、C のhom集合と SetC のhom集合との間に全単射 homC(B, A) ≃ homSetC(hA, hB) が存在することがわかる。すなわち、グロタンディーク関手 h は充満忠実である。

※この「圏の完備化」の解説は、「米田の補題」の解説の一部です。
「圏の完備化」を含む「米田の補題」の記事については、「米田の補題」の概要を参照ください。

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Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの米田の補題 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

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