国鉄クモル23形電車とは? わかりやすく解説

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国鉄クモル23形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 03:05 UTC 版)

クモル23形は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した旧形電車である。

車体長17m級の両運転台式事業用制御電動車配給車)に与えられた形式で、7両が1959年(昭和34年)から1963年(昭和38年)にかけて、クモハ11形およびクモニ13形の改造により製作された。

車体の中央部を無蓋化しており、凹形の車体が特徴的である。有蓋室は前位だけのものと前後両側に設置しているものがある。区分は次のとおり。

クモル23000
1959年にクモハ11形200番台の改造により製作されたもの。有蓋室は前位のみで、後位は運転台のみである。増設側の運転台の雨樋は直線で、前位側と形態が異なっていた。荷重は無蓋部10t、有蓋部2t。詳細は国鉄31系電車を参照。
クモル23001
クモル23001・23002
1963年にクモハ11形100番台の改造により製作されたもの。有蓋室は前位のみで、後位は運転台のみである。無蓋部のあおり戸は23000に比べて250mm低い。23002の前位側前面はノーシル、後位側前面はノーシルノーヘッダーであり、窓はHゴム支持のクモハ73形近代化改造車に近い形態となっている。荷重は無蓋部9t、有蓋部3t。詳細は国鉄30系電車を参照。
クモル23003
1963年にクモニ13形(旧モハ34形)の改造により製作されたもの。有蓋室は前位のみで、後位は運転室のみである。無蓋部の側板は木製のあおり戸。詳細は国鉄33系電車を参照。
クモル23010
1961年(昭和36年)にクモニ13形(旧モハ34形)の改造により製作されたもの。有蓋室は前後両側に設けられており、無蓋部の側板は鋼製の固定式。種車は火災復旧車で、前面は非貫通、DT11形台車を履く変型車であった。荷重は無蓋部5t、有蓋部5t。詳細は国鉄33系電車を参照。
クモル23050
クモル23050
1961年にクモニ13形(鋼体化改造車)の改造により製作されたもの。有蓋室は前後両側に設けられており、無蓋部の側板は木製のあおり戸。荷重は無蓋部5t、有蓋部5t。詳細は国鉄50系電車を参照。
クモル23060
1963年にクモニ13形(鋼体化改造車)の改造により製作されたもの。有蓋室は前位のみで、後位は運転室のみである。無蓋部の側板は木製の固定式。詳細は国鉄50系電車を参照。

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