国史眼とは? わかりやすく解説

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国史眼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/06 07:26 UTC 版)

国史眼』(こくしがん、角書には「稿本」とある)は、1890年明治23年)12月に帝国大学より発行された官撰の日本通史である。文科大学教授重野安繹久米邦武星野恒合纂。和装本全7冊。1901年(明治34年)に改訂1冊本が出された[1]

概要

神代から 1889年大日本帝国憲法発布にいたる日本通史で、天皇、朝廷、地方、外国の順で歴史を叙述している[2]

1877年(明治10年)、翌1878年開催予定のパリ万国博覧会の事務局からの嘱により、太政官修史館において4冊本の『日本史略』を編纂した。これを1885年(明治18年)に内閣修史局で再編集、さらに1888年(明治21年)に帝国大学臨時編年史編纂掛で再編集を加え『国史眼』と改題した。翌1889年(明治22年)に帝国大学文科大学に国史科が新設されると、教科書として使用された。これを公刊したのが本書である[3]

脚注

  1. ^ 大久保利謙「国史眼」『国史大辞典』 5巻、1985年2月1日、649頁。ISBN 4-642-00505-6 
  2. ^ 国史眼」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』https://kotobank.jp/word/%E5%9B%BD%E5%8F%B2%E7%9C%BCコトバンクより2024年9月22日閲覧 
  3. ^ 『稿本国史眼』(改訂)目黒甚七、1901年7月10日、凡例1頁。NDLJP:769277 

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