回路動作への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 16:13 UTC 版)
利得 A の増幅回路の入出力端子間に何らかの静電容量 C が存在する場合、入力端子には (1+A) C の容量が接続されていると見なせることから、増幅回路の周波数特性が悪化する。一般に、信号源と接続する増幅回路間には何らかのインピーダンスが存在するため、そのインピーダンスとミラー効果容量によりローパスフィルタが構成されるため高周波特性が制限される。 したがって、高周波特性の良い増幅回路とするためには、帰還容量の小さな増幅素子を用いるか、回路構成として帰還容量の影響を小さくする構成とすることが求められる。
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