呼称と定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/01 10:21 UTC 版)
日本では長期間に渡り福祉用具の統一した定義がなく、「介護用具」「福祉機器」など様々な呼称で呼ばれたきた。1993年(平成5年)に成立した福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律(以下、福祉用具法と呼ぶ)によって、福祉用具は「心身の機能が低下し日常生活を営むのに支障のある老人又は心身障害者の日常生活上の便宜を図るための用具及びこれらの者の機能訓練のための用具並びに補装具をいう。」と定義された。 福祉用具法の基本的な方針によれば、福祉用具は生活を送る上で必要になる機能を補完・代替し長期間にわたり継続使用する「補装具」と、QOLを向上させ自立を支援する「日常生活用具」、介護する人の負担を軽減する要素の強い「介護用品」の3つのカテゴリーからなる。具体的な類別として、2007年(平成19年)に国際標準化機構で規定されたISO9999:2007による類別や、テクノエイド協会の定めた類別が用いられる事が多い。
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