周辺島嶼への空襲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/03 06:15 UTC 版)
3月31日、第58任務部隊のうち第1群(第58.1任務群)は、ヤップ島およびウルシー環礁の空襲を担当した。この攻撃でヤップ島では地上施設や市街地の大部分が焼失した。ウルシーでは観測所が炎上したほか、碇泊中の特設監視艇第1亀宝丸が擱座した。 4月1日には、第58任務部隊の全力でウォレアイ環礁を攻撃した。日本側の損害はレーダーや通信設備が破壊されたほか、備蓄燃料の多くを焼失した。飛行場も滑走路が穴だらけとなったが、翌日午後には復旧した。 第58任務部隊は4月2日に洋上給油を受けた後、4月6日にメジュロ環礁へ帰着した。 なお、大本営は、第58任務部隊が北上して日本本土へ襲来することをおそれ、海上護衛総司令部指揮下の部隊や本土方面所在の航空部隊に迎撃準備を指示していた。警戒態勢は4月6日に解除された。
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