吹上御苑の自然
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 09:48 UTC 版)
「皇居の生物相」を参照 スダジイ、アカガシなど常緑樹とイチョウ、ケヤキなどの巨木が茂り、林床には広葉樹の下にはアズマシライトソウ、カモメギクなど稀少な植物が見られる。これら植物は、かつての日本庭園の樹木がそのまま大きくなったものや、昭和天皇が植えたものが野生化したもの、さらに自然に発生したものなどによって複合的に形成されたものである。 また、吹上御苑の湿度は、近くの気象庁の測定値に比べ、およそ10~20%程高く、衛星の観測データによれば、吹上御苑を含む皇居の森で作られた高湿度の空気が大気を冷やし、銀座、日本橋辺りまで流れ込み、ヒートアイランド現象の抑制にも役立っていることが判明している。
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