向こう岸へ渡る
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/18 07:17 UTC 版)
「クローバー (小説)」の記事における「向こう岸へ渡る」の解説
冬冶は雪村と順調に付き合っている。そんな冬治ふいに金本佐和子からのメールを受け取った。一方で雪村の父親が脳梗塞で倒れたと連絡が入り、このままだと付き合って行けなくなるかもと口にしたため、冬治は東京を離れられないと思うようになり進路を変更しようと考え静岡に帰り父母を説得しようとしたが、父は就職という道を頑なに拒む冬冶を諭す。帰京した冬冶は自棄気味になり佐和子と会ってしまう。 後日、冬冶は雪村に許しを乞う、雪村は冬冶にある要求をするが、それは雪村が冬冶のことを試すための罠であった。雪村を見失い路上でケンカしたため交番の世話になった冬冶を引き取りに来た華子は、交番からの帰りに駅で電車を待つ途中「次の電車のドアが開いて降りて来た人が女なら雪村を追いかける。男なら雪村を忘れる」と決めろと冬治に提案する。電車から降りて来た客は双子の男女であった。 3ヵ月後、雪村と仲直りした冬冶は就職すると決意する。
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