合気道の当身
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 16:14 UTC 版)
合気道において当身が用いられるのは前述の通りだが、その目的は相手の肉体を傷つけることではなく、相手の動きを牽制したり、急所を防御しようとする反応(目を突かれそうになって上半身を仰け反らせるといった動き)を誘い体勢を不安定にさせることにある。 合気道の「入身」「転換」といった体捌きも、本来は相手の当身を躱しつつ当身を入れられる位置に入ることを主眼としている。 合気道では柔道のような乱取りは行われないが、理由の一つとして試合を行えば急所への当身によってお互いに重傷を負う可能性があること、逆に当身を禁止すれば技が変質してしまうことが挙げられる(開祖植芝盛平自身、「試合は“死合い”に通じる」として厳に戒めた)。
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