各属の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/03 09:00 UTC 版)
オキナタケ属(Bolbitius)は細く、クヌギタケ属に似ている。傘の表面はゼリー状になっている。覆いはなく、腐生生物であり、草地に生える傾向がある。 コガサタケ属(Conocybe)は細く、クヌギタケ属に似ている。傘の表面は乾燥している。この属は小さく、腐生生物であり、草地に生える傾向がある。頭状の縁シスチジアをもっている。 フミヅキタケ属(Agrocybe)は細く、中身の詰まった柄をもち、柄はつばのような物に覆われている。このつばのような物は崩れたものであり傘の縁にのみある。 ツチイチメガサ属(Pholiotina)は細く、クヌギタケ属に似ている。傘の表面は乾燥している。この属は小さく、腐生生物で、草地に生える傾向がある。また、柄には土筆の袴のようなものがある。幾つかの種は柄の中間に、膜質の袴を持っており、それ以外のものはつばが崩れており、傘の縁に見つかる。これらはコガサタケ属から分けられ、縁シスチジアが頭状ではない。 ヒガサタケ属(Panaeolus)は細く、やはりクヌギタケに似ている。傘の表面は乾燥しており、胞子紋は暗褐色から黒色をしており、沈殿する。小さく、腐生生物であり、草地に生える傾向がある。胞子がキノコの襞の胞子嚢で熟成すると、斑点状になる。 ヒメシバフタケ属(Panaeolina)は細く、やはりクヌギタケに似ている。傘の表面は乾燥しており、胞子紋は暗褐色から黒色で、沈殿する。ヒガサタケ属から分離して作られた属で、ヒガサタケ属は胞子にこぶがあるが、ヒメシバフタケ属はこぶがない。
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