台湾の市轄区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 23:26 UTC 版)
戦後の台湾(中華民国)では区は直轄市と省轄市の下の行政区画である。県以下の県轄市に相当し、郷や鎮と同じ段階にある。 中華民国の地方行政区画のなかで行政院直轄市(院轄市)及び省轄市の下の行政単位は「区」のみである。1968年に台北市が省轄市から院轄市へ昇格する過程で台北県に属していた郷を数個編入した際これを区に改めた。1990年に区が再編成されて現在の台北市の12区となった。そのほか直轄市の高雄市、台中市、台南市、新北市、桃園市と省轄市である基隆市、新竹市、嘉義市にもそれぞれ区が存在する。台湾の区と郷、鎮、県轄市は一様に公所を行政弁事単位(地方自治体ではない)としており、里もまた管轄するが村は管轄しない。区長は市長に任命され、任期は4年である。
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