召使_(映画)とは? わかりやすく解説

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召使 (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/22 07:38 UTC 版)

召使
The Servant
監督 ジョゼフ・ロージー
脚本 ハロルド・ピンター
原作 ロビン・モーム
製作 ジョゼフ・ロージー
ノーマン・プリッゲン
出演者 ダーク・ボガード
サラ・マイルズ
ウェンディ・クレイグ
ジェームズ・フォックス
音楽 ジョン・ダンクワース
撮影 ダグラス・スローカム
編集 レジナルド・ミルズ
配給 エルストリー・ディストリビューターズ
東和=日本アート・シアター・ギルド
公開 1963年9月VIFF
1963年11月
1968年3月9日
上映時間 112分
製作国 イギリス
言語 英語
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召使』(めしつかい、原題:The Servant)は、1963年に製作・公開されたイギリス映画である。

概要

ロビン・モームの小説を基にハロルド・ピンターが脚色し、ジョゼフ・ロージーが監督、ダーク・ボガードサラ・マイルズらが出演した。

あらすじ

ロンドンの高級アパートを借りた青年トニーは、召使志望の中年バレットの訪問を受け、住み込みで料理と家事を任せることにする。トニーはアフリカから帰国したばかりの今は仕事をしていないが、貴族階級に属するため、召使を雇った余裕ある暮らしができている。 バレットは、食事や身の回りの世話を手際よくこなし、トニーは大助かりだったが、婚約者のスーザンはバレットを毛嫌いしクビにするように言う。やがてバレットは妹のヴェラを手伝いとして呼び、アパートの1室に住まわせる。 ある日、田舎の母の病気を理由にバレットが帰省し、ヴェラとトニーが二人だけの時、トニーは誘惑するヴェラの色香に負けて関係を持ってしまう。実は彼女はバレットの妹ではなく婚約者だった。 トニーが留守の時はバレットと遊び、トニーから求めがあれば彼とも情交を結ぶヴェラだったが、ある夜、バレットと二人の仲睦まじい姿を帰宅したトニーとスーザンに見られてしまう。二人の関係を知ったトニーは二人にクビを言い渡すが、トニーは浮気を暴露され、トニーとスーザンの間にもヒビが入る。 ある日、昼間のパブでトニーとバレットが顔を合わせる。バレットは裏切ったことを詫び、ヴェラと別れたのでもう一度使って欲しいと頼み、トニーは内心喜んで彼を再び雇い入れる。 しかし二人の主従関係は崩れ始めて、対等の同居人のようになる。無能な主人を前にバレットの態度は横柄になり、主従関係は次第に逆転していく。二人は他愛のない遊びで無為な日々を過ごす。 やがてトニーが一人きりの時、トニーを心配したスーザンが訪れ、間もなくバレットが、ヴェラや町で拾った女たちを連れて帰り、パーティーが始まる。 バレットは女たちと遊ぶつもりだったが、スーザンの存在が水を差し、彼女たちを追い出してしまう。スーザンはバレットにキスを求め、突然怒りを露わにバレットに平手打ちして部屋を出て行く。残されたのは、支配者として振る舞うバレット、高笑いするヴェラ、虚ろな表情のトニーだった。

キャスト

スタッフ

  • 監督:ジョゼフ・ロージー
  • 製作:ジョゼフ・ロージー、ノーマン・プリッゲン
  • 脚色:ハロルド・ピンター
  • 音楽:ジョン・ダンクワース
  • 撮影:ダグラス・スローカム
  • 編集:レジナルド・ミルズ
  • プロダクションデザイン:リチャード・マクドナルド
  • 装置:テッド・クレメンツ
  • 衣裳:ベアトリス・ドーソン

映画賞受賞・ノミネーション

外部リンク


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