こ‐ばんこ【古万古】
古萬古
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 07:27 UTC 版)
萬古焼は、桑名の豪商であった沼波弄山(ぬなみろうざん)が、元文年間(1736年〜1740年)に朝明郡小向(あさけぐん おぶけ、現在の三重郡朝日町小向)で創始した。弄山は自身の作品自身のブランド名である「萬古」の印を押した。弄山の時代の作品は、現代では古萬古と呼ばれる。 萬古焼は京焼の技法に倣ったもので、茶碗の写し物から始まった。やがて、華麗な色絵と異国趣味を特徴とするようになった萬古焼は江戸でも好評を博し、江戸小梅に窯を設け(江戸萬古)、弄山も江戸に移住するに至った。 安永6年(1777年)に弄山が没した後も続いたが、後継者がいなくないり萬古焼は一時途絶えた。
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