古ハングルの概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/04 14:31 UTC 版)
上の定義の通り、古ハングルはアレアハングルとも呼ばれるのだが、それは古ハングルの代表的な字母である「ᄋᆞ」に見られるように初声字母の下に打つ点型の中声字母を「アレア」と呼ぶことに由来している。この点型の中声字母は「ㅏ[a]」「ㅡ[ɯ]」の中間音を表すもので、中期朝鮮語の発音には存在したが、現代朝鮮語では消えてしまった音声を表記したものである。「アレア」は現代朝鮮語に移行する中で大部分が「ㅏ[a]」に変化したため、この点型の中声字母を「下のア」つまり、「アレア(아래아)」と呼ぶようになった。古ハングルに見られるその他の字母もアレアと同様、当代にはあった音声が消滅したため使用されなくなったものであるが、アレアは発音の与否に関わらず20世紀初頭まで使用された。
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