原因真菌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 01:58 UTC 版)
ペニシリウム・シトレオビライデ(Penicillium citreo-viride、シトレオビリデと表記される事もある、当初はペニシリウム・トキシカリウムと名付けられていた)毒素としてシトレオビリジンという神経毒を生成し、呼吸困難・痙攣を引き起こす。 ペニシリウム・シトリヌム(Penicillium citrinum、シトリナムと表記される事もある)毒素としてシトリニンを生成し、腎機能障害・腎臓癌を引き起こす。 ペニシリウム・イスランディクム(Penicillium islandicum、イスランジウム、イスランジクム、イスランジカムと表記される事もある)毒素としてシクロクロロチン(イスランジトキシン)、ルテオスカイリン、を生成し、肝機能障害・肝硬変・肝臓癌を引き起こす。 シトレオビリジン シトリニン シクロクロロチン ルテオスカイリン 以上の3種が黄変米の原因となる主要なカビである。この他にも黄変米には必ずしも直結しないが、マイコトキシンを生成するペニシリウム属のカビとして以下のカビが知られている。 ペニシリウム・イクパンザム(Penicillium expansum) ペニシリウム・シクロピウム(Penicillium cyclopium) ペニシリウム・パツルム(Penicillium patulum) ペニシリウム・ルグローザム(Penicillium rugulosum) ペニシリウム・ビリディカータム(Penicillium viridicatum)
※この「原因真菌」の解説は、「黄変米」の解説の一部です。
「原因真菌」を含む「黄変米」の記事については、「黄変米」の概要を参照ください。
- 原因真菌のページへのリンク