南栗橋車両管区七光台支所とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 南栗橋車両管区七光台支所の意味・解説 

南栗橋車両管区七光台支所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 02:21 UTC 版)

南栗橋車両管区七光台支所
留置線
(2013年6月9日に開催された「60000系デビューイベント」撮影会の様子)
基本情報
所在地 千葉県野田市谷津菊割643-2
座標 座標: 北緯35度58分30.6秒 東経139度50分53.4秒 / 北緯35.975167度 東経139.848167度 / 35.975167; 139.848167
鉄道事業者 東武鉄道
帰属組織 車両部 - 南栗橋車両管区
整備済み車両略号 七支所(重要部検査施工車)
併設区所 七光台乗務管区
最寄駅 七光台駅
管轄路線 東武野田線(東武アーバンパークライン)
管轄車両 8000系10030型60000系80000系
旧称 七光台電車区→七光台検修区
開設 1968年(昭和43年)7月1日(七光台電車区)
車両基地概要
敷地面積 43,964 m2
留置線本数 15本[1]
検査線本数 列車検査線 4本(屋外)
月検査線 2本(検査庫)[1]
洗浄線本数 2本
車両洗浄装置 1基[1]
その他設備 局修線(修繕線) 1本[1]
テンプレートを表示

南栗橋車両管区七光台支所(みなみくりはししゃりょうかんくななこうだいししょ・旧七光台検修区)は、千葉県野田市谷津にある東武鉄道車両基地東武野田線(東武アーバンパークライン)の七光台駅に隣接している。

沿革

1929年昭和4年)に総武鉄道野田車庫として発足。1968年(昭和43年)に現在地に移転した。柏駅を挟んで運転系統の分かれる船橋方面への車両出庫の軽減を考慮し、高柳駅付近には高柳留置線が設置されている。

2009年平成21年)10月には南栗橋車両管区が発足し、同管区の七光台支所となった[1]

  • 1929年(昭和4年)12月 - 総武鉄道野田電車庫として発足[1]
  • 1944年(昭和19年) - 東武鉄道野田電車区に改称[1]
  • 1968年(昭和43年)7月1日 - 現在地に移転し、七光台電車区に改称[2]
  • 1971年(昭和46年)3月 - 七光台検修区に改称[1]
  • 1999年(平成11年) - 高柳駅の柏寄りに高柳電車留置線を開設。
  • 2009年(平成21年)10月 - 南栗橋車両管区発足に伴い、同管区七光台支所に改称[1]
  • 2013年(平成25年)
    • 4月 - 東武野田線初のステンレス車両10030系を導入。
    • 6月 - 東武野田線初の新型車両60000系を導入。
  • 2025年(令和7年)3月 - 新型車両80000系を導入。[3]

配置車両

配置車両
(左から60000系61601F・10030型11632F・8000系8101F)
配置車両
(左から60000系61602F・61601F・10030型11632F・8000系8101F・8111F)

8000系のうち、8111Fは東武博物館の動態保存車である[4]

  • 8000系 - 全編成が6両貫通編成を組む。2025年2月現在、16編成が在籍する。
  • 10030型 - 東上本線から転属した11652Fが2013年4月20日から営業運転を開始[5]伊勢崎線から転属した11632F(リニューアル車)が2013年5月30日から営業運転を開始[6]した。2025年2月現在、9編成が在籍する。
  • 60000系 - 2013年6月9日に同所で開催された「60000系デビューイベント」のツアー参加者専用列車として初めて営業運転を行い[7]、2013年6月15日から一般の営業運転を開始した[8]。2015年で増備は終了し、2025年2月現在、18編成が在籍し、野田線の最大勢力となっている。
  • 80000系 - 野田線(東武アーバンパークライン)の8000系および10030系の置き換え用として、「子育て世代のご家族の皆様が快適にご利用いただける車両構造」をコンセプトに新たに設計された。更なる環境への配慮や省メンテナンス・省エネルギー化(電気使用量は代替対象の8000系と比べて約40%以上削減)、バリアフリーの推進や安全性・快適性の向上を図っている。[9]2025年2月現在、5編成が在籍し、2025年3月8日にデビューした。

付記

  • 東武鉄道では唯一、入出区線上に一般道と交差する踏切(野田線第145号の2踏切)がある。
  • 将来拡張できるように用地が確保されている。
  • 台風などによる大規模洪水が発生した場合、敷地が最大で10mの深さまで浸水すると想定されている。このため、計画運休を前提に車両を高架区間など安全な場所に待避させる「車両避難計画」の対象となっており、訓練も行われている[11]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 日本鉄道運転協会『運転協会誌』2023年7月号車両基地の概要「南栗橋車両管区の概要」pp.37 - 40。
  2. ^ 「七光台電車区が完成」『交通新聞』交通協力会、1968年6月14日、1面。
  3. ^ 東武アーバンパークライン5両編成運転のお知らせ|東武鉄道公式サイト”. www.tobu.co.jp. 2025年3月5日閲覧。
  4. ^ 保存車両一覧 | 館内のご案内 | 東武博物館”. www.tobu.co.jp. 2025年3月5日閲覧。
  5. ^ 東武野田線で10000系が営業運転を開始 - 『鉄道ファン交友社 railf.jp鉄道ニュース 2013年4月21日)
  6. ^ 東武10030系リニューアル車が野田線で営業運転を開始 - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース 2013年4月21日)
  7. ^ 6月9日(日)南栗橋車両管区七光台支所で「野田線新型車両60000系デビューイベント」を開催 (PDF) - 東武鉄道(2013年5月8日)(インターネットアーカイブ)。
  8. ^ 「60000系車両 野田線就役記念乗車券」を6月9日(日)より限定発売します! (PDF) - 東武鉄道(2013年6月3日)(インターネットアーカイブ)。
  9. ^ 『省エネ・CO2削減による環境負荷低減と快適性・サービス向上を両立します 2025年から東武アーバンパークラインに5両編成の新型車両80000系を導入します ~環境にやさしく、沿線の皆さまに愛される車両を目指します~』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道” (2024年4月16日). 2025年3月5日閲覧。
  10. ^ 上毛電気鉄道に“テ241”が仲間入り。 - 鉄道ホビダス「編集長敬白」(ネコ・パブリッシング・インターネットアーカイブ)。
  11. ^ 東武「台風で浸水」想定、列車避難計画の現実味 深夜に高架へ移動訓練、車内には「仮設本区」 - 東洋経済オンライン(2022年7月7日)、2023年1月30日閲覧

参考文献

  • 日本鉄道運転協会『運転協会誌』2023年7月号車両基地の概要4「南栗橋車両管区の概要」pp.37 - 40

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「南栗橋車両管区七光台支所」の関連用語

南栗橋車両管区七光台支所のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



南栗橋車両管区七光台支所のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの南栗橋車両管区七光台支所 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS