区長職の設立理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/01 11:12 UTC 版)
「区長 (ニューヨーク市)」の記事における「区長職の設立理由」の解説
1898年1月1日、ニューヨーク市にブルックリン区、クイーンズ区、マンハッタン区、ブロンクス区、リッチモンド区(現スタテンアイランド区)の五つの行政区が創設された。これ以前は、ニューヨーク市とニューヨーク郡の範囲は同じで、マンハッタン区とブロンクス区を合わせたものであった。五つの行政区が誕生した時点では、キングス郡がブルックリン区、ニューヨーク郡がマンハッタン区とブロンクス区、リッチモンド郡がリッチモンド区、クイーンズ郡がクイーンズ区とナッソー郡と同じ範囲となった。行政区の役割は郡のほとんどの役割を担うことを想定されたが、それらに取って代わるものとはならなかった。 区長職は、1898年のシティ・オブ・グレーター・ニューヨーク (en) の形成に伴って、憲章により創設された。後に記されたように、これはニューヨーク市の統合以降も“古い自治体への地元の誇りと愛着”を保つためであった。 1899年1月1日、クイーンズ郡が分割され、一番東の三つの町(総面積280平方マイル (730 km2))はナッソー郡となった。 1912年4月19日、ニューヨーク州議会 (en) はブロンクス郡をニューヨーク郡から分割した(この分割は1914年1月に有効となった)。こうして、ニューヨーク郡の範囲は現在のマンハッタン区の範囲と同一となった。
※この「区長職の設立理由」の解説は、「区長 (ニューヨーク市)」の解説の一部です。
「区長職の設立理由」を含む「区長 (ニューヨーク市)」の記事については、「区長 (ニューヨーク市)」の概要を参照ください。
- 区長職の設立理由のページへのリンク