北部諸島市 (北マリアナ諸島)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 北部諸島市 (北マリアナ諸島)の意味・解説 

北部諸島市 (北マリアナ諸島)

(北部諸島 (北マリアナ諸島) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/06 21:47 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

北部諸島市(ほくぶしょとうし、英語: Northern Islands Municipality)は、アメリカ合衆国自治領北マリアナ諸島にある4つの基礎自治体)のひとつ。サイパン島の北に長く連なる、北マリアナの北部諸島からなる。所属する島は北から順番に、ファラリョン・デ・パハロス島マウグ島アスンシオン島アグリハン島パガン島アラマガン島ググアン島サリガン島アナタハン島ファラリョン・デ・メディニラ島。沖合の小島嶼や岩礁も含めた面積は、154.755 km²。

住民

米軍衛生兵の手当てを受けるアラマガン島民の少女(2009年9月17日)

市には100人以上の有権者が登録されている[1]北マリアナ諸島議会英語版の選挙区は、サイパンの選挙区のうちのひとつと一緒のグループにされている)が、2010年に行われたアメリカ合衆国の国勢調査 (2010 United States Censusでは、北部諸島市に定住人口はいないと報告された。しかしながら、パガン島アグリハン島には季節的な居住者がいることが知られている。

北部諸島の島民の多くは、経済上、教育上の理由などで、サイパン島に第二の住居を持っている。また、いくつかの島では火山活動台風のため住民の避難が行われたことがある(1980年代前半のパガン島、2003年のアナタハン島、2009年9月のアラマガン島など)。市長の公邸及び市庁舎は、伝統的にパガン島のショムション(Shomushon)集落に置かれていたが、現在はサイパンへの「亡命」を余儀なくされている。

交通・通信

パガン島には小規模な飛行場があるが、これを除けば船以外の交通手段はない。電気や電話を供給するシステムは存在せず、通信手段は発電機と無線に頼ることになる。

経済

もともとは、農業漁業が唯一の産業であった。1980年代前半の火山噴火以降、ポゾラン英語版(コンクリート用のシリカ質混合材)の採掘が小さな産業となっている。

脚注

  1. ^ [1]

参考文献

外部リンク

Official site of the Northern Islands

座標: 北緯18度06分00秒 東経145度45分36秒 / 北緯18.10000度 東経145.76000度 / 18.10000; 145.76000




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「北部諸島市 (北マリアナ諸島)」の関連用語

北部諸島市 (北マリアナ諸島)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



北部諸島市 (北マリアナ諸島)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの北部諸島市 (北マリアナ諸島) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS