北海道旅客鉄道伊達自動車営業所とは? わかりやすく解説

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北海道旅客鉄道伊達自動車営業所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 22:04 UTC 版)

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伊達自動車営業所

北海道旅客鉄道伊達自動車営業所(ほっかいどうりょかくてつどうだてじどうしゃえいぎょうしょ)は、かつて存在した国鉄バスJR北海道バス[1]JRバス)のバス営業所である。

所在地

概説

本営業所は、戦後の復興物資を輸送するための機動運営自動車区[2]として1947年昭和22年)に開設された喜茂別自動車区が前身である。翌1948年(昭和23年)には豊浦と京極を結ぶ羊蹄線が、鉄道線の培養という使命の下に開業した。その後1955年(昭和30年)には、同様の使命により伊達と豊浦を結ぶ伊達線が開業した。貨物輸送は1953年(昭和28年)までに廃止されている。 1970年(昭和45年)以降はモータリゼションの進行に伴い路線網は徐々に縮小され、1984年(昭和59年)には羊蹄線は伊達線に統合された。国鉄分割民営化後もJR北海道のバス路線として運行が続けられたが、1996年平成8年)3月限りで伊達線は全廃となり、道南バスに移管された[3]

沿革

  • 1947年12月27日 - 機動運営担当自動車区として喜茂別自動車区が開設。生活物資や原材料など復興物資の輸送を担当する。
  • 1948年11月3日 - 旅客路線として羊蹄線が開業。
  • 1952年 - 喜茂別自動車営業所の貸切事業が免許。
  • 1955年7月1日 - 豊浦支所が営業所に昇格、豊浦自動車営業所となる。喜茂別自動車営業所は喜茂別支所に降格。
  • 1956年 - 伊達紋別派出所開設。
  • 1957年 - 喜茂別支所を喜茂別駐在に変更、同年に廃止。
  • 1960年7月1日 - 伊達紋別派出所が営業所に昇格、伊達自動車営業所となる。豊浦自動車営業所は豊浦派出所に降格。
  • 1983年 - 羊蹄線のワンマン化完了。北海道の国鉄バスでは最後のワンマン化。
  • 1996年4月1日 - 伊達線全線廃止[3]。伊達自動車営業所は閉鎖[3]

主な路線一覧

伊達線

  • 伊達本線・黄金線・壮瞥線・喜門別線
    • 伊達紋別駅 - 日赤前 - 長和駅 - 有珠駅 - 洞爺駅 - 舟見町 - 東雲町 - 豊浦駅
    • 伊達紋別駅 - 日赤前 - 舟岡町 - 萩原 - 営業所 - 見晴団地 - 舟岡郵便局 - 日赤前 - 伊達紋別駅
    • 伊達紋別駅 - 日赤前 - 舟岡町 - 見晴団地 - 舟岡郵便局 - 日赤前 - 伊達紋別駅
    • 伊達紋別駅 - 日赤入口 - 西関内 - 喜茂別川 - 東関内 - 高校前 - 日赤入口 - 伊達紋別駅

羊蹄線

1984年(昭和59年)までに大部分が廃止され、残存路線は伊達線に編入されている。

所属車両

主に日野車が配置されていた。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ JR北海道バス:バス事業をジェイ・アール北海道バスへ分社する前のJR北海道直営。
  2. ^ 特に貨物営業路線としての設定がされていたわけではなかった。米軍払い下げのトラックを使用し、マンガンや原木などの輸送の他、トラックに排雪板を装備して道路の除雪も行なった。
  3. ^ a b c 「JR北海道 伊達自営4月廃止 路線も道南バスに継承」『交通新聞』交通新聞社、1996年1月26日、1面。

参考文献

  • バスジャパン・ハンドブックシリーズ8「北海道旅客鉄道」(1996年・BJエディターズ)
  • 国鉄北海道自動車五十年史編集委員会「国鉄自動車五十年史」(1984年)

関連項目




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