化学における「共役」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/05 09:04 UTC 版)
共役酸・共役塩基 - あるブレンステッド酸がプロトンを放出して生じる塩基が共役塩基、あるブレンステッド塩基がプロトンを受け取って生じる酸が共役酸である。酸と塩基 を参照。 多重結合の共役系 - 分子の構造において不飽和結合と単結合が交互に連なると、π軌道の相互作用による安定化や電子の非局在化などが起こる。そのような系を共役系と呼ぶ。芳香環は、環状に連続した共役系のうちヒュッケル則を満たすもののこと。不飽和結合の他に、孤立電子対やラジカル、非結合性軌道が参加する共役系もある。σ電子や反結合性軌道が参加する共役は『超共役』と呼ばれる。『共鳴理論』も参照。 共役した化学反応 - 生化学において、ある反応が起こると同時に別の反応が起こる系のこと。酸化的リン酸化における電子伝達系とATP産生の共役(coupled)など。
※この「化学における「共役」」の解説は、「共役」の解説の一部です。
「化学における「共役」」を含む「共役」の記事については、「共役」の概要を参照ください。
- 化学における「共役」のページへのリンク