勝者の記念物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 04:44 UTC 版)
「バイユーのタペストリー」の記事における「勝者の記念物」の解説
本作品に描かれた物語は全て、ノルマン・コンクエストの勝利者たるノルマンディー公ギヨーム2世(ウィリアム征服王)の主張に基づいた内容である。それは、エドワード懺悔王がギヨーム2世を後継者とすべくハロルド・ゴドウィンソン(ハロルド2世)を使者として送る場面から始まり、ヘイスティングズの戦いにおけるハロルド2世の戦死と敗残兵追撃の場面で終わっている。 本作品は最後の2場面が失われており、幕引きの部分を見る事はできない。約6.4 mは有ったとされるこの欠損部分は、バイユーのタペストリーを巡る謎の1つである。しかし、歴史的経緯からの推測で、ウィリアム1世の戴冠式の様子が描かれていたに違いないと考えられている。
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