勝村淳 (俳優)とは? わかりやすく解説

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勝村淳 (俳優)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/02 08:00 UTC 版)

かつむら じゅん
勝村淳
本名 有村 淳(ありむら すなお)
生年月日 (1937-04-11) 1937年4月11日
没年月日 (2024-07-19) 2024年7月19日(87歳没)
出生地 大阪府大阪市
国籍 日本
身長 168cm
血液型 O型
職業 俳優殺陣師
活動期間 1957年 - 2007年
配偶者 有村 加代(1962年 - 1980年〈死別〉)
事務所 勝プロダクション
主な作品
座頭市シリーズ悪名シリーズドラゴン怒りの鉄拳
備考
近畿大学付属高等学校、関西映画芸能学院卒
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勝村 淳(かつむら じゅん、1937年〈昭和12年〉4月11日 - 2024年〈令和6年〉7月19日)は、大阪府出身の俳優

本名:有村 淳(ありむら すなお)。勝プロダクション所属。

生涯

鹿児島県出身の両親の元、7男4女の3男として大阪府大阪市東成区で生まれた。

小学生高学年、中学生の頃は2軒の新聞配達所をかけもちでアルバイトをして、大家族の家計を助けた苦労人である。

格闘技が好きで柔道、空手を習い(各二段)、山口プロレス道場に入門し、プロレスラーとして水上プロレスなど50試合程度戦績を残した。

昭和32年(1957年)3月、大映京都撮影所入所、同年8月、勝新太郎に師事。

昭和40年(1965年)、一番弟子として師匠から芸名「勝村淳」をもらい映画では俳優、殺陣師の他に座頭市の吹き替えをした。そして殺陣師として映画、舞台、TV映画を演出。

出演した映画は、座頭市シリーズ、悪名シリーズ、兵隊やくざシリーズ、陸軍中野学校シリーズ、眠狂四郎シリーズの他、大映映画、大映テレビ映画、勝プロ製作映画。

昭和47年(1972年)制作の香港映画『ドラゴン怒りの鉄拳』では、勝プロから橋本力と共に日本人の敵役として出演した。ブルース・リーが庭園で3人と戦う場面があり、その1人が勝村だった。そのアクションは勝村が担当しており、ブルース・リーを投げるシーンでハプニングが起こった。台本では勝村が投げる時に、ブルース・リーが体を捻ってアクロバティックに着地するというものだったが、勝村は勢いあまって本気で投げてしまい、ブルース・リーはコンクリートに激しく叩きつけられて怪我をした。それ以降『ブルース・リーを投げて怪我させた男』のニックネームが付きブルース・リーのファンの間で有名になる。また、勝村は橋本力のアクションも担当している。

舞台では明治座、国立劇場、大阪新歌舞伎座、中座、梅田コマ劇場、名鉄ホール、御園座など出演多数。

昭和57年(1982年)、東芝EMIから「ヨーソロー」(B面:男の意地)をリリース。

平成19年(2007年)、60代後半から脳出血、脳梗塞、心筋梗塞などを罹患し、再発や後遺症が心配でやむを得ず俳優業を引退する。

以後、バラエティ番組の「朝日放送 せのぶら」「MBS毎日放送 水野真紀の魔法のレストラン」「MBS せやねん!」「NHK ザ・プロファイラー勝新太郎 常識なんて捨てちまえ!リアル追求伝説」「激レアさんを連れてきた」「よ~いドン!」他多数出演。

晩期は大阪市内で歌声喫茶『うたまくら』を経営し勝新太郎そっくりな座頭市の形態模写を演じて全国の座頭市やブルース・リーの多くのファンに囲まれる。

その他、柔道二段、空手二段、ボディビルダー全日本7位(1955年)の実績を持ち、プロレスラー、キックボクシングのリングアナウンサーを務める。

令和6年(2024年)7月19日、老衰のため死去[1]。87歳没。

出演作品

脚注

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