制御の方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 16:13 UTC 版)
「電位依存性陰イオンチャネル」の記事における「制御の方法」の解説
ミトコンドリアの外膜にある電位依存性陰イオンチャネルは、外膜の膜電位が+30 mVから+40 mV以上にまで上がった時に閉鎖する仕組みになっている。つまり、この閾値よりも低い膜電位では開口している。ただし、開口している時だけではなく、閉鎖している時でさえ、単原子イオンならば通過を許してしまう。この電位依存性陰イオンチャネルが閉鎖している時には通さずに、開口している時にだけ通しているのは、代謝物質としてできてきた有機アニオン(イオン化した有機酸など)である。なお、開口と閉鎖が起こる正確なメカニズムは明らかになっていないものの、開口時と閉鎖時とでは、ポリンの開口径が変化していることが示唆されている。そして、どうやら幾つかのリジン残基や、152番目のグルタミン酸が、センサーとして重要な役割を果たしているのではないかと言われている。
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