分子量と糖鎖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 06:03 UTC 版)
459アミノ酸残基からなるので分子量は、計算すると52kDaに相当する。ところが、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動では75kDaとでる。 1988年、林正男がビトロネクチンの画期的な精製法を開発したが、その方法で、いろいろな動物のビトロネクチンを精製すると、分子量は、59 - 78kDaとバラツキが大きく、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動でバンドが1本のもあった。 瀬野信子、小川温子は、動物種による分子量のバラツキと、SDS電気泳動とアミノ酸残基数の差である23kDaは、ビトロネクチンに大きな糖鎖が結合しているためであり、その糖鎖が動物種により異なることを見つけた。
※この「分子量と糖鎖」の解説は、「ビトロネクチン」の解説の一部です。
「分子量と糖鎖」を含む「ビトロネクチン」の記事については、「ビトロネクチン」の概要を参照ください。
- 分子量と糖鎖のページへのリンク