出血リスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 22:41 UTC 版)
米国で実施された後ろ向きコホート研究によると、ワルファリンと比較するとダビガトランの方が頭蓋内出血は少ないものの、他の大出血ならびに“全ての出血”の発現リスクはダビガトランの方が多い。製剤中に酒石酸を含んでおり、胃内のpHを下げ、ダビガトランの吸収を良くしている。pHが下がると消化不良(英語版)となり、それが消化管出血の一因となっている可能性がある。心筋梗塞のリスクが若干ではあるが有意に上昇することがいくつかの臨床試験から判っている。
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