円弧三角形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/02 01:18 UTC 版)

幾何学において円弧三角形(えんこさんかくけい、英: circular triangle、独: Kreisbogendreieck)は、円弧を辺に持つ三角形[1]。円三角形とも[2]。曲線三角形(curvilinear triangle)[3]は円に限らない曲線の一部(弧)を辺に持つ三角形で、円弧三角形とは区別される。
例
3つの円板の共通部分は凸な円弧三角形を成す。例えばルーローの三角形は、中心を正三角形の各頂点、半径を辺長とする3つの円の共通部分にあたる。しかし、すべての凸な円弧三角形が3円の共通集合として定義されるわけではない。
Circular horn triangle はすべての内角が0となる[4]。3円をそれぞれが他の円に外接するように配置すれば、horn triangleを作ることができる。ただし、アルベロスの様に2円を外接させ、1円をその2円に内接するように配置してもhorn triangleを作ることができる[5]。アルベロスは、3つの円の中心が共線で、円の半分(半円)から成るような特別な場合である。

ルジェル・ヨシプ・ボスコヴィッチはカージオイドと似た円弧三角形を発見した。この三角形は、3円の中心は共線で円の中心を結ぶ直線上に頂点を持ち、円はすべて半円で、3円のうち2つは合同で他1つは2円の2倍の半径を持つ。 外側の2つの頂点は内角が
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