内藤勘兵衛 - 笠原紳司
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 12:09 UTC 版)
久太郎とかつて同じ道場で修練した剣のライバルで、現在は米澤藩家臣の武家の奉公人。仕官の口を求めて屋敷に来る久太郎に「今の太平の世に剣術だけで仕官の口はない」と言い放つが、落ち目の久太郎を見下しているわけではなく、あくまで久太郎の考えが今の武家社会に通用しないことを言及している。久太郎の剣の腕は今でも一目置いており、いつか決着を付けたいと思っていたが、御前試合の相手が久太郎に決まり、打倒久太郎に俄然奮起する。しかし肝心の試合をボイコットされ、改めて試合の申し込みをするも、玉之丞に癒やされ角の取れた久太郎を目の当たりにすると自身も戦意を失い、皮肉と自由を手に入れた久太郎への憧憬の親しみを込めて「自由だな、猫侍」とだけ言い残して、勝負から身を引く。
※この「内藤勘兵衛 - 笠原紳司」の解説は、「猫侍」の解説の一部です。
「内藤勘兵衛 - 笠原紳司」を含む「猫侍」の記事については、「猫侍」の概要を参照ください。
- 内藤勘兵衛 - 笠原紳司のページへのリンク