八代亜紀とは? わかりやすく解説

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八代亜紀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 23:54 UTC 版)

八代 亜紀(やしろ あき、1950年昭和25年〉8月29日[2] - 2023年令和5年〉12月30日[5])は、日本演歌歌手女優タレント画家熊本県八代郡金剛村(現:八代市)出身[6]。本名は橋本 明代(はしもと あきよ)[1]。血液型はB型。


注釈

  1. ^ 特に浪曲は、親戚や近所の人が時々聞きに集まっていたほどであった。
  2. ^ また父は、自分たちより従業員たちの生活を優先して給料を払っていたことも困窮する理由となった[7]
  3. ^ 具体的には、ジュリー・ロンドンのレコード裏のプロフィールに書かれていた、「アメリカのクラブ歌手で、一流のシンガーとして…」という文言を勘違いした。また、当時アメリカのクラブは、既に知名度のある歌手やダンサーのショービジネスの場とされる。一方日本のクラブは店のママなどを相手に中年の男性客などが酒に酔う場所で歌手が下積みの一環として歌うことが多かったとされ、意味が全く異なるとされる[7]
  4. ^ 詳細は不明だが、本人によると「美人喫茶」という業種とのこと[13]
  5. ^ ちなみに後日音楽学院にやって来たレコード会社の社員によりスカウトされる。しかしそれは歌手志望の若者を狙うレコードデビューを騙った詐欺で、「デビューさせてあげるから200万円用意しなさい」と言われ、八代は「結構です!」と断るということがあった[7]
  6. ^ 本人は大人っぽい歌を歌ってはいたが、当時はまだ女の哀しみや男女の恋愛についてよく分かっておらず、「哀愁がある」と言われてもピンと来なかったとのこと[21]
  7. ^ 八代によると、当時店のホステスたちは勤務時は素敵に見えたが、その多くは給料日に恋人にほとんどの金を持っていかれるなど辛い思いをしていたという。彼女たちから「世の中には私たちみたいな悲しみを背負った女性が沢山いるから、レコードを出してそういう人たちにもあきちゃんの歌を届けてあげてほしい」と言われた。
  8. ^ 夜行列車に乗って見知らぬ街で降りた後、地図を見ながらキャバレーを巡ってそこで歌ってレコードを売り歩いた。その頃は重いトランクを引いていたため、手は豆だらけになったという[13]
  9. ^ 子供時代に生活が困窮していた中でも、人付き合いのいい母は多めに肉じゃがを作って近所におすそ分けした。また父は冬のある日ホームレスの男性を「外は寒いだろう」と約1ヶ月間家に住まわせることもあった[21][13]
  10. ^ 当時「なみだ恋」が大ヒットし、「無名歌手だった私のレコードを多くの人に買ってもらえて嬉しかった。世の中の人へのお礼に何か恩返しできないかしら」との考えから慰問活動を始めた。
  11. ^ 被災地での慰問コンサートの開催、全国各地のコンサート会場での義援金の呼びかけ、自身の絵画展の収益の一部を寄付する等[31]
  12. ^ 詳しくは、「日本における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」・「新型コロナウイルス感染症の流行 (2019年-)」・「2019年コロナウイルス感染症による社会・経済的影響」、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく休業を参照のこと。
  13. ^ 今後もこの方針は続け、新型インフルエンザ等対策特別措置法新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条第9項等に従う意向である。
  14. ^ この時は原始時代を舞台にした架空の話で、教師が主人公たち生徒に俳句を教える授業をし、その一例としてこのダジャレを言う[53]
  15. ^ デュエット:増田登。
  16. ^ デュエット:桂三枝
  17. ^ デュエット:千昌夫
  18. ^ 八代と、神野美伽多岐川舞子林あさ美の4人による楽曲。
  19. ^ デュエット:小林旭
  20. ^ 啖呵:玉川奈々福
  21. ^ B面は、石原裕次郎の「泣き砂浜」。
  22. ^ May J. duet with 八代亜紀名義。
  23. ^ 八代亜紀とモモエ名義。
  24. ^ 八代亜紀 with みやぞん名義。
  25. ^ 八代と、吉永小百合風間杜夫の3人による楽曲。一部上映館において全国合計2020枚限定で発売。
  26. ^ 懸賞用非売品CD『SOUL of FIRE』収録。

出典

  1. ^ a b c 八代亜紀、個人事務所社長の夫と離婚 今年1月に結婚から27年、70歳での決断”. スポーツ報知 (2021年6月11日). 2024年1月9日閲覧。
  2. ^ a b 八代亜紀”. ORICON NEWS. 2024年1月9日閲覧。
  3. ^ 2002年10月から2010年9月まではコロムビアミュージックエンタテインメント
  4. ^ 2012年・2013年の両年に日本コロムビア在籍時のままにユニバーサルジャズよりジャズアルバムを発売している。
  5. ^ 演歌歌手・八代亜紀さん死去”. Yahoo!ニュース. 2024-01-09 [リンク切れ]閲覧。
  6. ^ PROFILE 八代亜紀”. NIPPON COLUMBIA CO.. 2022年12月12日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m インタビュー013・八代亜紀さん(歌手)第1回 - 「八代亜紀」誕生のルーツ”. ウェブサイト・salitote (2012年8月8日). 2021年12月20日閲覧。
  8. ^ "【秘話発掘】八代亜紀さん、15歳の原点 初舞台となったキャバレーの大ママが振り返る"歌姫誕生"の瞬間". NEWSポストセブン. 小学館. 13 February 2024. 2024年2月13日閲覧
  9. ^ 後に「18歳と年齢を偽り採用された。」と本人が語っている。
  10. ^ 『マル見え!ハローワーク』 テレビ朝日 2011年5月8日
  11. ^ a b c d e f g 今週のこの人・八代亜紀さん”. 朝日新聞デジタル (2005年6月26日). 2021年12月20日閲覧。
  12. ^ 八代亜紀「普段はおとなしい球磨川が暴れ川か…」故郷熊本の豪雨被害に思い”. スポーツ報知のネット記事 (2020年7月9日). 2021年12月20日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g h i 八代亜紀が語る、ホステスや罪人の哀しみも支えてきた歌手人生”. 芸術文化をルーツとするメディア「CINRA」のウェブサイト (2015年10月27日). 2021年12月20日閲覧。
  14. ^ 新井恵美子『女たちの歌』 光文社、2004年、ISBN 4334783147
  15. ^ a b c “演歌の女王”八代亜紀の原点は意外にも“ジャズ”にあった”. 文春オンライン「この人のスケジュール表」 (2017年10月13日). 2021年12月20日閲覧。
  16. ^ “氷川きよし、オリコンアルバムランキングで演歌2冠達成!”. ORICON STYLE (オリコン(株)). (2007年9月25日). オリジナルの2007年11月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20071111034426/http://www.oricon.co.jp/news/rankmusic/48302/ 
  17. ^ “八代亜紀が膠原病を公表 8月下旬に体調不良訴え、治療のため年内の活動休止「必ず元気になって戻ってきます」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年9月12日). https://www.oricon.co.jp/news/2294500/full/ 2023年9月12日閲覧。 
  18. ^ “ファンの皆様、並びに関係者の皆様へ”. (2024年1月9日). http://yashiro.mirion.co.jp/2024010901.html 2023年1月9日閲覧。 
  19. ^ 八代亜紀さん死去 73歳 「雨の慕情」や「舟唄」などのヒット曲 - NHK NEWS WEB 2024年1月9日
  20. ^ 八代亜紀さんに熊本県民栄誉賞 知事「敬愛と感動与えた」 八代市名誉市民も決定 - 熊本日日新聞社 2024年2月7日
  21. ^ a b c d インタビュー013・八代亜紀さん(歌手)第2回 - 歌の心を歌う、代弁者として。”. ウェブサイト・salitote (2012年8月22日). 2021年12月20日閲覧。
  22. ^ a b c d e f 八代亜紀『八代亜紀ベストヒット』インタビュー――どん底の悲しみを歌いたい”. USENの音楽情報サイト「encore(アンコール)」 (2021年10月7日). 2021年12月20日閲覧。
  23. ^ 八代亜紀、マレーシア1位、シンガポール2位…とアジアで快挙”. 音楽メディアサイトBARKS (2012年10月30日). 2021年12月20日閲覧。
  24. ^ 八代亜紀、ジャズ歌手として「ブルーノート東京」に初登場”. OKMusic (2012年11月12日). 2021年12月20日閲覧。
  25. ^ テレビのドキュメンタリーで話題を呼んだニューヨーク・ジャズ・ライヴが遂にCD化! UNIVERSAL MUSIC JAPAN 2013年8月21日閲覧
  26. ^ 八代亜紀、ブルースアルバム発売記念コンサートにて横山剣の提供曲を初披露”. OKMusic (2015年12月21日). 2021年12月20日閲覧。
  27. ^ <レポート>八代亜紀が名門ジャズ・クラブのステージに、“ジャズ・シンガー”として再び降臨。圧巻のパフォーマンスを披露。”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN (2017年11月14日). 2021年12月20日閲覧。
  28. ^ SBS「残念としか言いようがない」八代亜紀さん死去 ジャズに絵画と多彩な才能…突然の別れにゆかりの人も涙」『TBS NEWS DIG』、2024年1月10日。
  29. ^ 市川元晴”. セブンシーズギャラリー. 2024年1月11日閲覧。
  30. ^ a b インタビュー013・八代亜紀さん(歌手)第3回 - 悲しみの底で響く歌がある。”. ウェブサイト・salitote (2012年9月5日). 2021年12月20日閲覧。
  31. ^ a b 八代亜紀、震災前の被災地を絵に…「美しい日本の風景を残したい」”. シネマトゥデイ (2011年9月14日). 2021年12月20日閲覧。
  32. ^ 八代市は、畳の原料となる“いぐさ”の日本一の生産地とされる。
  33. ^ 元気や笑顔をくれた人たち”. KKTくまもと県民テレビ公式サイトの「ニュースまとめ読み」より (2016年6月19日). 2021年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月20日閲覧。
  34. ^ a b 「八代亜紀と共に明日の八代をつくる会」総会”. 八代青年会議所のウェブサイト (2019年5月14日). 2021年12月20日閲覧。
  35. ^ 八代亜紀、高校生に“指導”?「恋人はダメ!」”. テレビ朝日のウェブサイトより芸能&ニュース (2019年5月11日). 2021年12月20日閲覧。
  36. ^ [1]「九州国際スリーデーマーチ2017大会時の公式サイト」の日程・コース紹介より。
  37. ^ 第17回八代亜紀絵画コンクール表彰式”. 八代市公式サイトより「まちのわだい」 (2019年5月16日). 2021年12月20日閲覧。
  38. ^ 八代亜紀さんが熊本をPR/観光宣伝“名誉大使”に”. 四国新聞社のニュースサイト (2004年9月24日). 2021年12月20日閲覧。
  39. ^ [2]熊本市公式サイトより親善大使のページ
  40. ^ [3]熊本県公式サイトよりくまもと県民文化賞過去受賞者一覧
  41. ^ 次の10年に向かって 八代市新市誕生10周年記念式典”. 八代市公式サイトより「まちのわだい」 (2015年8月1日). 2021年12月20日閲覧。
  42. ^ 八代亜紀♪熊本フレーフレー♪もっとフレー 30日に地元で開幕・女子ハンド世界選手権で特別サポ就任”. スポニチアネックス (2019年11月12日). 2021年12月20日閲覧。
  43. ^ 八代亜紀さん、校歌を作詞作曲 熊本の八代清流校に 朝日新聞 2012年2月1日閲覧
  44. ^ 八代亜紀が「LOUD PARK」に光臨!「雨の慕情」絶唱 ナタリー 2013年10月20日
  45. ^ 意外!スッピン八代亜紀、ZAKZAK、1997年7月18日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
  46. ^ (華麗な人)歌手・八代亜紀さん 肌 心映す美しき素顔 朝日新聞デジタル2014年11月27日。[リンク切れ]
  47. ^ 素顔|八代亜紀(著) 青春出版社
  48. ^ 『ツービートのわっ毒ガスだ ただ今、バカウケの本』KKベストセラーズ、1980年、p.20など
  49. ^ ジョブチューン アノ職業の秘密ぶっちゃけます! 2013/03/09(土)の放送内容
  50. ^ いとうあさこ 八代亜紀さんとロケで聞いた驚きの事実「ぬるめの燗がいいんじゃないですか?」― スポニチ Sponichi Annex 芸能
  51. ^ a b フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 2』講談社、2003年。 
  52. ^ 王貞治が、846号ホームランを打ったバットをプレゼントした人物とは? - ガジェット通信・2015年2月4日
  53. ^ 『ハイスクール!奇面組』第5巻 集英社文庫(コミック版)より「恐竜のいる風景の巻」p.222
  54. ^ 演歌歌手の八代亜紀さんが離婚”. 産経ニュース (2021年6月11日). 2021年6月11日閲覧。
  55. ^ 「息を引き取る最期の瞬間まで」歌手・八代亜紀さんを看取った俳優の新田純一が明かす、演歌女王が死の間際まで語り続けた想い - NEWSポストセブン 2024年1月10日
  56. ^ 5年連続入選により永久会員となる(以降は無鑑査で作品展示)。
  57. ^ 第42回松尾芸能賞
  58. ^ “八代亜紀が本人役で「ファインディング・ドリー」出演、初登場シーン公開”. 映画ナタリー. (2016年6月5日). https://natalie.mu/eiga/news/193309 2016年6月5日閲覧。 
  59. ^ “「ニモ」続編日本版に八代亜紀が参加、「46年八代亜紀をやってきてよかった」”. 映画ナタリー. (2016年6月17日). https://natalie.mu/eiga/news/191119 2016年7月5日閲覧。 
  60. ^ 八代亜紀どや顔決まった!「TVスッピン公開わたしが最初よ」 J-CASTテレビウォッチ
  61. ^ タナベ胃腸薬ウルソ CMギャラリー 田辺三菱製薬






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