全核子の崩壊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:02 UTC 版)
1040年後 我々が想定している陽子の半減期を元に考えると、1040 年後には核子(陽子と中性子)の半減期の1000倍の時間が経過することになる。現在の宇宙には1080 の陽子があると推測されている。これは核子が1040 年後までに、半減期の1000倍の時間によって消滅することを意味する。そのときには陽子の量は今日のおおよそ ½1,000 (約10−301)倍にまで減少する。縮退の時代の終わりには核子はゼロになる。事実上、すべてのバリオンの物質は光子かレプトンに変化する。幾つかのモデルは現在の宇宙で観測されているよりも大きな直径で安定したポジトロニウムの原子の生成には1085年かかり、その後10141 年後にはガンマ線を放射して崩壊する。
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