免許皆伝と指南免許
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 05:17 UTC 版)
通常の全伝学習の証としての免許皆伝と、弟子を取り立てて教授する事を師匠が許す指南免許を区別する流派も存在した。指南免許の位置付けは免許皆伝の前の段階とする流派と免許皆伝の後とする流派があり、前者は流派における師範代的な印可であり、後者は免許皆伝を得ても指南免許を得なければ正当な教授資格者とは認められず、教授者の同地域内における飽和を防ぐ意味合いがあったと考えられる。極端な話としては皆伝巻を晩年に宗家や師範家に返伝すると言う風習のある流派もあったと言われている。
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