僧堂の機構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/07 09:18 UTC 版)
僧堂は指導者である師家(しけ)と修行者である雲水(うんすい)から構成される。雲水が我が師とするに足ると思う師家を求めて集まって来るのである。 評席(ひょうせき) - 雲水の中の上位の者で、知客(しか)、副司(ふうす)、直日(じきじつ)、聖侍(しょうじ)などの諸役を担当する。役位とも呼ばれる。評席の評議によって僧堂の運営が協議され、旧随(下記参照)のうちから選ばれた輔佐員と相談し、最後に師家へ上達裁可を得る。 会下(えか) - すでに僧堂を巣立っていった人々をも含めた者。 旧随(きゅうずい) - 会下のうち現役中に評席をしていた者。旧随のうちから輔佐員が選定される。 僧堂の内部は、常住と堂内に大別される。 常住は知客、副司、典座(てんぞ)、殿司(でんす)、隠持(いんじ)の諸役に分かれている。それぞれの諸役の部屋を寮舎といい、「寮」の字を下につけて、「知客寮」「副司寮」などと呼ぶ。
※この「僧堂の機構」の解説は、「僧堂」の解説の一部です。
「僧堂の機構」を含む「僧堂」の記事については、「僧堂」の概要を参照ください。
- 僧堂の機構のページへのリンク