像種別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 00:06 UTC 版)
如来像、菩薩像、明王像、天部像のいずれにも秘仏となっているものがあり、厳密には「仏像」の範疇に入らないが、蔵王権現のような垂迹像、鑑真像、聖徳太子像のような祖師像にも秘仏となっているものがある。像種別には薬師如来、観音菩薩、不動明王に秘仏となっているものが比較的多く、秘仏は総じて密教系の仏に多い(薬師如来は顕教系の仏だが密教寺院で本尊とされることが多い)。西国三十三所の札所寺院はすべて観音像を祀っているが、その大部分が秘仏であり、札所本尊が秘仏でないのは33か寺中、6番南法華寺(壺阪寺)、7番岡寺(龍蓋寺)、8番長谷寺、25番播州清水寺、32番観音正寺の観音像のみとなっている。
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