傾斜(dip)と走向(strike)
堆積岩は原則として水平に重なって成層するが、成層後の地殻変動によって傾斜、褶曲、断層によるすべりなど複雑な構造を示すようになる。この地層の傾斜、褶曲を正確に表すのに走向、傾斜をもって示すことになっている。
走向とは地層面と水平面と交わる直線の方向、すなわち地層の水平に延長する方向をいい、方位をもって N 30°Eというように北を基準として東へ30°、または N30°Wというように西へ30°としめす。
傾斜は走向に直角の方向で水平とのなす角度をいい、NW30°、SE10°というようにその傾斜の方向を表示する。
これらの測定にはクリノメータを使用する。Weblioに収録されているすべての辞書から傾斜と走向を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

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