個人の聖名祝日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 04:49 UTC 版)
非キリスト教圏ではなじみが薄いが、聖名祝日は国によっては子供の名前をつける際の重要な要素となる。誕生日の聖人から洗礼名をいただくほか、誕生日の聖人を個人の守護聖人としたり、洗礼名をいただいた守護聖人を個人の守護聖人としたり、あるいはその複数をおこなったりする習慣が広く存在する。自分の洗礼名の聖名祝日や守護聖人の聖名祝日を、自分の誕生日と同等もしくはそれ以上に祝う風習のある国もある(ただし、それらの日付は一致することもある)。 ヨーロッパの君主国では君主の聖名祝日はその誕生日と同じく祝日にするところがある。正教会では自らの守護聖人の祝日はとくに記憶する日とされる。カトリックでも北ドイツ、ポーランドなどでは誕生日より盛大に祝うことがある。プロテスタントでもルター派では聖名祝日の祝いをする。 正教会において、ロシア教会およびその影響が強いところでは生神女マリヤ(カトリック教会での聖母マリア)は直接守護聖人とはしないが、ギリシャ教会では生神女を守護聖人とすることができる。
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