便所に関わるタイの慣用句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 15:02 UTC 版)
「タイ王国の便所」の記事における「便所に関わるタイの慣用句」の解説
タイの慣用句の中には便所に関するものがあり、あてつけた多くの隠された意味を含んでいる。古い慣用句には「便所七つ分の糞である」(ペン・キー・チェット・ウェット、เป็นขี้เจ็ดเว็จ)というものがある。これは「この上もなく嫌だ」という意味である。キーは「糞」もしくは糞のように嫌われるものであり、ウェットは「便所」のことである。わずかな糞であっても嫌われるのに、もし便所七つ分(チェット・ウェット)の糞があるのならば、この上もなく嫌なものになるのである。 便所は嫌なものを隠喩する。別の慣用句によると、娘について便所で比喩することわざがあり、「娘がいることは、家の前に便所があるようなもの」(มีลูกสาวเหมือนมีส้วมอยู่หน้าบ้าน)というものがある。 便所は悪臭を発するものであるが、家の前にあると家の主人に悪臭を流し続けてしまう。これを家にいる娘にかけて、よく面倒を見て置かずうっかりしていると、両親に恥をかかせてしまうことがあることを述べている。たとえば父親のいない子どもを身ごもったり、結婚前に子どもを身ごもったりしてしまうようなことは、昔はひどく品の無いこととされたのである。
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