作 - 徳とは? わかりやすく解説

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さく‐とく【作得/作徳】

読み方:さくとく

自作農が、年貢米納めた残り得分

地主小作人から受け取小作米小作料


作徳

読み方:サクトク(sakutoku)

(1)田畑作物五穀蔬菜類
(2)中世では、各種の職に基づく得分出した残りの分。
(3)江戸時代では、田畑収穫のうち直接耕作している農民の手もとに残る部分

別名 作得


作徳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/20 00:43 UTC 版)

作徳(さくとく)とは、前近代、特に江戸時代に多く用いられた語であり、農家における再生産費用に相当する。

概要

当初は、毎年の生産物のうち領主に年貢を支払った後に手元に残る分を指していた。例えば、「六公四民」の土地では農民の取り分は4割であり、その部分が作徳と称された。

ところが、江戸時代中期以後、地主制が強まると、地主が小作人から徴収する小作料としての意味でも用いられるようになり、『地方凡例録』などでは両方の意味で用いられている。

だが、地主も領主に対しては年貢を納める身分であり、自己の作徳を確保するために年貢の負担分に加えて自己の作徳分をも小作料の形で小作人に転嫁した。このため、小作人の作徳は少なくなり、その農業経営を不安定にする要因となった。

参考文献




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