作用機序および有効性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 06:42 UTC 版)
「シブトラミン」の記事における「作用機序および有効性」の解説
脳内の神経細胞によるセロトニンおよびノルアドレナリンの取り込みを阻害する、SNRIである。ただし、通常のSNRIとしての効果は有しておらず、抗うつ薬として処方されることはない。 本薬の添付文書によると、食事療法とともに本薬を半年間継続的に服用(10-15mg/日)することで、約6kgから10kg弱の体重減少が観察されることが報告されている。なお、プラセボ群でも約1kgから約5kgの体重減少が観察されている。また、健康人、2型糖尿病患者、高血圧患者(ただし、病態が安定した患者)を対象とした臨床試験(5~20mg/日 投与)の結果、数%~10%以上の体重減少が観察されている。ただし、これらの臨床試験は、いずれもBMIが32以上、かつ体重が87 kg以上の肥満人を対象としたものであることに注意されたい。
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