佐々木巌夫とは? わかりやすく解説

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佐々木巌夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/29 20:02 UTC 版)

佐々木 巌夫(ささき いわお、1907年12月3日 - 1971年12月3日)は、日本柔道家講道館9段)、実業家。旧姓笠原


注釈

  1. ^ 一部文献では栃木県出生とも記されているが[3][4]、これは誤りである。
  2. ^ 関係者からは、釣込腰に長じた笠原と背負投の名手と名高い阿部信文という学生柔道界を牽引する両雄の戦いにも大きな関心が寄せられたが、学生時代にも社会人となってからも終に両者が相見える事は無かった[5]
  3. ^ 試合自体も大将の東京高師阿部信文5段と警視庁曽根幸蔵5段同士の戦いにもつれこみ、実力伯仲の両者では決着が付かず両軍引き分けに終えた。
  4. ^ ただし結果的には、早稲田大学入学以降に寝技で決着を付けたのは、明治神宮競技大会の予選の際に崩上四方固で仕留めたのが唯一であったと語っている。
  5. ^ 笠原の他に十傑として取り上げられたのは、牛島辰熊曽根幸蔵須藤金作工藤一三小谷澄之古沢勘兵衛栗原民雄佐藤金之助、桜庭武の諸氏であった[11]

出典

  1. ^ a b c 工藤雷介 (1965年12月1日). “八段 佐々木巌夫”. 柔道名鑑、31頁 (柔道名鑑刊行会) 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 佐々木巌夫 (1967年3月1日). “汗のあと、涙のあと -楽しい稽古-”. 機関誌「柔道」(1967年3月号)、24-26頁 (財団法人講道館) 
  3. ^ 野間清治 (1934年11月25日). “柔道六段”. 昭和天覧試合:皇太子殿下御誕生奉祝、841頁 (大日本雄弁会講談社) 
  4. ^ a b c d e 山縣淳男 (1999年11月21日). “佐々木巌夫 -ささきいわお”. 柔道大事典、182頁 (アテネ書房) 
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m くろだたけし (1982年8月20日). “名選手ものがたり34 佐々木巖夫9段の巻 -第1回全日本選士権一般壮年前期の優勝者-”. 近代柔道(1982年8月号)、67頁 (ベースボール・マガジン社) 
  6. ^ 工藤雷助 (1973年5月25日). “学生柔道の伝統 -全満州に涙をのんだ東京学生連-”. 秘録日本柔道、276頁 (東京スポーツ新聞社) 
  7. ^ 工藤雷助 (1973年5月25日). “学生柔道の伝統 -二十五試合中に勝負はわずかに四本-”. 秘録日本柔道、291頁 (東京スポーツ新聞社) 
  8. ^ 工藤雷助 (1973年5月25日). “学生柔道の伝統 -余勢をかって居藤ら満州へ殴り込み-”. 秘録日本柔道、278頁 (東京スポーツ新聞社) 
  9. ^ “常勝牛島倒る 学生界の花形笠原の奮闘 柔道選士権大会東京予選”. 東京朝日新聞 (東京朝日新聞社). (1930年10月19日) 
  10. ^ a b c d e f g h i 長沼弘 (2007年7月15日). “佐々木巌夫先生 -止めて、床が抜けます-”. 丸の内柔道倶楽部創立六十周年記念誌 六十年のあゆみ (丸の内柔道倶楽部) 
  11. ^ a b 工藤雷助 (1973年5月25日). “昭和初期の十傑 -堂々“プロ”と肩を並べた佐々木巌夫-”. 秘録日本柔道、159頁 (東京スポーツ新聞社) 


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