伝説・その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/10 22:45 UTC 版)
猿沢池にちなんだ言い伝えはたくさんある。 猿沢池のほとりにある采女神社(うねめじんじゃ)は、帝の寵愛が衰えたことを嘆き悲しんで入水した采女を慰めるために建てられたという。 芥川龍之介の小説「龍」は、猿沢池から雲を呼び雨を降らせながら龍が天に昇ったという伝説を素材にしている。 猿沢池の名前の由来は、インドのヴァイシャーリー国の獼猴池(びこういけ)または猿池から来たものと言われている。獼猴あるいは猴の字義としては、大きなサル(または尾の短い種類のサル)を指している。 奈良県大淀町には、興福寺の僧に恋をした娘おいのが身を投げたといわれる「おいの池」がある。伝説ではおいの池と猿沢池は地中でつながっており、身を投げたおいのの笠が猿沢池に浮かんでいたという。 1959年に、七不思議に反して池の水が赤くなった時には、「この世の終わりだ」と騒がれたという。
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