伝承が残る伊勢流神楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 15:31 UTC 版)
伊勢大神楽は各地の村落の神事・祭事と古来より深い結びつきを持っている。その為、家元が廃業し伊勢大神楽の回檀が途絶えてしまった地域では、村人達自身が神楽を舞うなど、地域の祭りへと姿を変え現在まで伝承されている事例も多い。大阪府河内長野の『西代神楽』では明治中期に東阿倉川系伊勢大神楽の伊藤森蔵組から村人が直接、神楽を習得したと伝承され、今日では河内長野市の無形民俗文化財の指定を受けている。また、現在の伊勢大神楽活動圏外で伝承が確認されている例もあり、青森県の下北半島一円では300年以上も昔、伊勢大神楽より教えを受けて当地で独自に発展した下北神楽が伝承されており、平成30年に青森県むつ市大畑は大畑八幡宮より山本勘太夫社中が歴史のルーツであるとして招聘を受け、回檀・総舞を奉納した事が双方より公表されている。
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