代数幾何原論とは? わかりやすく解説

代数幾何原論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/29 04:17 UTC 版)

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代数幾何原論』(だいすうきかげんろん、: Éléments de géométrie algébrique, EGA)は、(ジャン・ディュドネとともに)アレクサンドル・グロタンディークによって書かれた、代数幾何学を根底から書き換えた数学書。ユークリッドの『原論』と同様に13巻刊行される予定であったが、5巻以降は未完成。それでも、1巻から4巻まで1800ページもあり、残りの原稿となる『代数幾何学セミナー』 "Séminaire de Géométrie Algébrique"(SGA と略称)が弟子たちによって書かれた(約6500ページ)。

全13章の構成

  • I. Le langage des schémas(スキームの言語)
  • II. Étude globale élémentaire de quelques classes de morphismes(射の類の大域的考察)
  • III. Étude cohomologique des faisceaux cohérents(連接層のコホモロジー)
  • IV. Étude locale des schémas et des morphismes de schémas(スキームの射とスキームの局所的考察)
  • V. Procédés élémentaires de construction de schémas(スキームの構成の基礎的な方法)
  • VI. Technique de descente. Méthode générale de construction des schémas(降下の技法、スキームの構成の一般的方法)
  • VII. Schémas de groupes, espaces fibrés principaux(群スキーム、主ファイバー空間)
  • VIII. Étude différentielle des espaces fibrés(ファイバー空間の微分的考察)
  • IX. Le groupes fondamental(基本群)
  • X. Résidus et dualité(留数と双対性)
  • XI. Théories d'intersection, classes de Chern, théorème de Riemann-Roch(交叉理論、チャーン類、リーマン=ロッホの定理)
  • XII. Schémas abéliens et schémas de Picard(アーベルスキームとピカールスキーム)
  • XIII. Cohomologie de Weil(ヴェイユコホモロジー)

文献情報

関連項目

脚注

外部リンク


代数幾何原論(EGA)(Éléments de géométrie algébrique)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 16:23 UTC 版)

代数幾何学用語一覧」の記事における「代数幾何原論(EGA)(Éléments de géométrie algébrique)」の解説

代数幾何原論(EGA)は、代数多様体一般化であるスキーム概念用いて代数幾何学基礎構築しようとした未完終わった試みである。Séminaire de géométrie algébrique では EGA扱われなかったものが取り上げられている。代数幾何学標準的な参考文献1つ

※この「代数幾何原論(EGA)(Éléments de géométrie algébrique)」の解説は、「代数幾何学用語一覧」の解説の一部です。
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