仙斎茶とは? わかりやすく解説

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せんさい‐ちゃ【仙斎茶】

読み方:せんさいちゃ

《「せんざいちゃ」「せんざいぢゃ」とも》染め色の名。黒ずんだ緑色。縹(はなだ)色に下染めしてから、茶色染めた色。

仙斎茶の画像
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仙斎茶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/12 02:49 UTC 版)

仙斎茶
せんさいちゃ
 
16進表記 #474b42
RGB  
出典 原色大辞典

仙斎茶(せんさいちゃ)とは、暗い緑がかった茶色のこと。 別表記で、千歳茶と書くこともある。

概要

仙斎茶と千歳茶二つの表記があるが、どちらも由来は不明。 元の名を仙斎茶といい、後に縁起を担いで同音の「千歳」の字を当てた可能性が高い。 より古い色名に千歳緑(ちとせみどり、もしくはせんざいみどり)という常緑樹の葉にちなんだ色名があり、こちらにちなんだ可能性もある。

江戸時代染色指南書『手鑑模様節用』には、「椋の実染め」という色と同じもので、「さわらび色」とも呼ばれているとある。

江戸時代後期にあたる文政の頃、京都大阪に暮らす女性羽織によく染められた色であった。

江戸時代中期から幕末までほぼ毎年刊行されていた川柳の句集『誹風柳多留』に「仙斎茶 後の女房が染め直し」という句があり、やや年かさの女性が好む色であったと思われる。

参考文献




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