仏舎利の代替品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 06:40 UTC 版)
仏舎利とは本来、釈迦の遺骨・遺灰・毛髪などであり、このような仏舎利を「真舎利」「真身舎利」という。しかし真舎利は入手が困難であり、数も限られてくるので、各国で仏舎利の代替品を塔に納めるようになる。 1つは遺骨によく似た宝石や貴石等を代替品とする例であり、日本では特に津軽地方の母衣月(ほろづき)の舎利浜(現在の青森県今別町袰月)やその周辺の海岸で採れる翡翠や石英を、仏舎利とみなして古くから珍重した。 浄書した経典を仏舎利とみなして塔に納めることもある。このような例を「法舎利」「法身舎利」という。法隆寺の百万塔陀羅尼も法舎利信仰の1つである。 真言宗では土砂加持で加持した土砂を仏舎利として行法で使う大壇の宝塔に納める場合がある。
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