人為放流による分布拡大
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 06:10 UTC 版)
「サツキマス」の記事における「人為放流による分布拡大」の解説
本来、日本海側や琵琶湖には生息していないが、無秩序な放流により福井県や富山県の日本海側の河川にも生息する。ヤマメ域にアマゴ、アマゴ域にヤマメが放流され、両者は容易に交配してしまいヤマメとアマゴの中間的な魚も発見されており、分布域は曖昧になりつつある。近年、富山県の神通川ではサツキマス(アマゴ)との交雑によるサクラマスの魚体の小型化が報告されている。なお、琵琶湖に生息する個体は、1970年以降に琵琶湖に流入する河川に人為放流されたサツキマスの子孫と考えられ、固有種のビワマスと誤認されている場合もある。また、琵琶湖ではビワマスとサツキマスの交雑個体が確認されている。
※この「人為放流による分布拡大」の解説は、「サツキマス」の解説の一部です。
「人為放流による分布拡大」を含む「サツキマス」の記事については、「サツキマス」の概要を参照ください。
- 人為放流による分布拡大のページへのリンク